国際恋愛、国際結婚でぶちあたる問題の1つに、
「毎回彼(もしくは彼女)のパーティーや飲み会に付き合わされる」という問題があります。
何度もパーティーに連れて行かれてストレスを感じていませんか?
溶け込めない自分を責めていませんか?
というのも、実は私がそうでした。
今回は国際恋愛、国際カップルにまつわる文化の違い・考え方の違いを自分の経験と一緒に紹介します。
毎回旦那の飲み会・パーティーに連れ回される件
私にはカナダ人の旦那がいます。
カナダのモントリオールで付き合っていた当時、私には思い悩んでいたことがありました。
それは、彼の飲み会やパーティーに毎回連れて行かれることです。
私はこれがストレスでした。
1度や2度挨拶がてら行くのだったらわかります。でも本当に毎回。
しかも何も忠告なしに、「いついつ〇〇の家でパーティーするよ。」と宣言されます。私の行きたい、行きたくないの希望は一切聞かれず、一緒に行くことが当然かのように。
仕事が終わった彼を迎えに行ったら彼の友人も一緒にいて、「これから〇〇に飲みに行くから行こう」と突然言われたり。
私はその度に、心の中で「行きたくねええええええ」と悶絶しながらも無理に「OK♪」と気のいい返事をしていました。彼の友人が目の前にいるのに、まさか「行きたくない」とは言えなかったからです。
飲み会・パーティーの時間が拷問のように感じる
私は自分にムチを打ちながら、ありとあらゆるパーティーに参加しました。
彼の男友達の飲み会、会社のクリスマスパーティー、なんか知らん人たちのたこ焼きパーティー。
私のような半ば引きこもりのコミュ障にとって(笑)飲み会は拷問でした。
彼の友人の全く知らない人たちの飲み会に毎回付き合わされ、しかもほぼ英語もしくはフランス語ばっかで話についていけず、どう考えても楽しめるはずがないこの状況はまさしく拷問。
ネイティブの人たちの内輪ネタに入っていけるはずもなく。何か発言しようと考えているとすでに話題が切り替わっていたり。
そうして諦めて、ただただ静かに時間が過ぎるのを待つ私。
私の頭の中はいつもこの言葉でいっぱいでした。
「私ここにいる必要ある?」「家帰りたい」
そんなこと私が思っているなんて彼は知る由もなく。
彼が「楽しかった?」なんて聞いてきた日にはもう、はらわたが煮えくり返りそうでした。
んなわけねぇだろおおお。どこをどう見たら楽しそうに見えたんじゃボケェェ。(心の声です)
でもそこで私はいつも「楽しかったよ」と嘘をつくことが多かったです。
自分を責める
私は自分の意見や思っていることをうまく彼に伝えることができませんでした。
「本当は行きたくない」「つまらない」「苦痛」だと、素直に打ち明けられればよかったかも。
でも私は自分の不満のほこさきを自分自身に向けていました。
私はコミュ障で、人とうまく付き合えない。もっと自分を変えなくては。
みんな気を使って英語で話してくれているのに、それもうまく聞き取れないし発言できない。(モントリオールはフランス語圏なので、英語より仏語を普通話します)
次のパーティーでは会話に入っていけるようにしなければ。
そうして自分を追い込んで、どんどん落ち込んでいきました。
【気を使う】日本の独特の文化・考え方
私はこの問題を自分のせいだと思い込んでいましたが、ある動画をきっかけにそれは「文化の違い」であることに気付きました。
それがこちらのYoutube動画。
この人はアメリカ人の日本語がペラペラなユーチューバーです。私の旦那が日本語の勉強がてら見ているお気に入りのチャンネル。
この動画では、「日本の恋愛」に関して友達と考え方・文化の違いなどを話しています。
この動画を旦那と一緒に見ていたのですが、「え、そうなの?」と2人してびっくりしたことが。
※この話題触れているのは、動画の14:48頃からです。
恋人と友人のフレンドゾーンが異なる日本
この動画の一部で話されていたのは、「日本では恋人と友人と、人間関係の領域が2つに分かれている」ということでした。
この動画内で日本人女性と付き合っていた外国人男性が、とてもわかりやすい話をシェアしてくれました。
男性の方が思いがけず仕事が休みになり、日本人の彼女にメールします。
男性:「今日休みになったよ。仕事頑張ってね。」
女性:「え!私も今日休みだよ」
男性:「おお!じゃあ会って遊ぼうよ!」
女性:「あー!でもごめん今日は用事あるんだ。」
男性:「そうなんだ。何するの?」
女性:「今日は友達とUSJに行くよ」
ここでアメリカ人男性は、「一緒に行く?」と誘われることを期待していました。ところが、彼女は誘ってくれるそぶりが一切ありません。耐えかねた男性は自分から聞くことに。
男性:「一緒に行ってもいい?」(なんで誘ってくれないんだろう・・・)
女性:「いや、それは無理かな」
男性:「え?・・・何か特別なパーティーなの?」
女性:「えーただ友達と行きたいから」
男性:「なんで?」
女性:「友達は私の友達だし、あなたは私の彼氏だから」
このような体験から彼は、「日本では恋人と友人とでフレンドゾーンに違いがある」ことに気付いたようです。
確かに友達と遊ぶときに、彼氏や夫を連れてくる女性って日本では少ない気がします。
逆も然りで、彼女や奥さんを友達の飲み会に連れて行く男性もそんなに多くないはず。
日本でよく「今日は飲み会あるから、夕飯はいらないよ」みたいな場面がありますよね。日本人にとってあまり違和感はないですが、カナダやアメリカではこれありえないようです。
恋人も友人もみんな友達なカナダ
日本では「友達は友達」「恋人は恋人」と、人間関係が2つに分かれていることが多いです。
でもカナダではみーんな友達。彼女や奥さんを仲間外れになんてできないのです。
私はいつも疑問でした。
どうして私の彼氏は、いつでもどこでも私を連れて行きたがるのか。
彼の友達は私の友達じゃないし、なんで私がここにいなきゃいけないのか。
ずっとそう思っていましたが、このモヤモヤをうまく言語化できずにいました。彼の友達なんだから仲良くすべきなのはわかるけど、どうしてこんなに違和感で、ストレスを感じるのか、自分でも理解していませんでした。
でも「ああ、これは文化の違いなのか」と納得。
私の旦那も「気を使わせていたみたいでごめんね」と理解してくれました。
無理はしなくていい話
海外にいたら、その土地の考え方・文化を理解すべきと思います。
でも無理はしなくていい。
私は無理やり自分を追い込んで、かなりストレスを感じていました。でもこのストレスや違和感の正体がわからず、彼にもうまく説明できない。
彼の友達と仲良くできないなんて自分はどうかしてる、そう思っていました。
文化や考え方もかなりありますが、私のようなさほど社交的でない人間には辛いところです。
逆に社交的な人はいろんなところに連れていってくれて嬉しい、とかってなるのかもしれません。シンプルにすごいです。(笑)
でも私のようにストレスを感じていたり、自分を責めている人がいたら、「無理はしなくていい」と伝えたいです。
これは文化の違いもあって、日本にはあまりない考え方だから戸惑うのも当然。
パートナーにその気持ちを伝えてみると、少し気持ちが楽になりますよ。
【国際恋愛】彼のパーティーに付き合わされるストレス【文化の違い】まとめ
以上、国際恋愛あるある、彼のパーティーに付き合わされるストレスについて私の体験をシェアしました。いかがでしたでしょうか?
同じような経験ある人いませんか?
また彼氏にパーティーに誘われて緊張してゲロ吐きそうになっている人がいたら、「無理にしていかなくていいよ」と伝えたい。
私の旦那は、やっぱり私を連れて行きたがるけど「行く?行きたくない?」と聞いてくれるようになりましたよ。
私も「今日はやめとく。楽しんでね」と言えるようになったし、たまには頑張って行こうという日もあったりします。
まずはパートナーに気持ちを伝えてみてください。
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