祝!在留資格認定証明書の申請が通りました!
2019年の12月20日に申請して、2月14日に通りました。
つまりかかった日数は約2カ月ですね。(思ったより早かった!)
仕事始めて半年の派遣社員の私が、行政書士などには一切頼らず自力で在留資格認定証明書(COE)を取得できました( ´ ▽ ` )
ということで今回は、私が提出した書類を一挙大公開します!
目次
COEの申請で必要な提出書類おさらい
まず、私が用意した書類をみる前に、
提出しなければいけない書類をもう1度復習してみましょう。
・証明写真(縦4cm×横3cm)
・日本人配偶者の戸籍用本
・日本人配偶者の住民票
・申請人の国で発行された結婚証明書とその和訳
・日本人配偶者の課税証明書と納税証明書 各1通
・身元保証書
・質問書
・スナップ写真2、3枚
・返信用封筒と404円分切手
以上、申請で提出しなければいけない書類です。
申請の状況や相手の国籍などによっても若干提出書類は異なります。
詳しくは、法務省HPに載っているので確認して下さい。
・身元保証書
・質問書
上の3点は、こちらからダウンロードできます。
私は近くの入国管理局の出張所の窓口に、直接質問なども兼ねて行ったところ、上記の書類を一式もらうことができました。
また必要な書類の一覧表などももらえるので、直接窓口に行ってもいいかもしれません。
次は、私が実際に提出した書類を見ながら1つ1つ解説していきます。
在留資格認定証明書交付申請書
「在留資格認定証明書交付申請書」ものすごい長ったらしいですが、安心してください。
ちゃんと日本語です。(笑)
要するに申請書です。この申請書も法務省HPからダウンロードできます。この申請書に関しては、そんなに難しくありませんでした。
必要事項を書くだけで大丈夫です。
申請者(外国人配偶者)の氏名や住所、家族構成などを記入します。今までの日本への渡航歴を記載する欄がありますが、ちゃんとパスポートと照らし合わせて正確に書いた方がいいとのことです。
また「申請後の入国予定日」を記載する欄があります。審査が通ったあと、外国人配偶者が日本に引っ越してくる予定日です。
ここはそこまで正確でなくてOKでした。あくまで希望日ということです。
私は早めに申請が通って欲しいという想いもあり、早めの4月に入国予定として書きました。(実際は夏に来る予定)
証明写真(縦4cm×横3cm)
地味に苦戦したのがこの、証明写真。
私の旦那はカナダ人なのですが、カナダには証明写真用の写真ブースはあまりありません。
一応彼が証明写真を送ってくれたのですが、サイズが大きすぎて使えず。(笑)
なんせ本人が日本にいないので、どうやって証明写真を手に入れようかと思っていたら、
なんとアプリで簡単に証明写真が作れることが判明!
カナダにいる旦那に、顔写真の画像をデータで送ってもらい、アプリで加工してサイズぴったりの証明写真ができました!
今回使ったアプリはこちら、Pashatto(パシャット)
さらにその時キャンペーン中で、たったの200円で証明写真作れました。
現在は400円で証明写真が作れるようです。これでも安いですよね。
しかも携帯で写真撮って加工してオーダーしたら、すぐ翌日に自宅に届く優秀っぷり。全てスマホで完結でした。
証明写真ブースまでわざわざ行って、800円払ってたのがアホみたいですね(笑)
証明写真でお困りの方、この証明写真アプリのPashatto(パシャット)おすすめです!
日本人の戸籍謄本と住民票
戸籍謄本と住民票は、最寄りの市役所または区役所でゲットできます。
住民票に関しては、家族全員分の名前が載っているか確認しましょう。
また、いずれも3ヶ月以内に発行されたものが有効です。
これはすぐにゲットできるので、後半に準備するのがいいかもですね。
結婚証明書とその和訳
結婚証明書は、申請者(外国人配偶者)の国で発行された原本が必要です。
発行されたら、日本に送ってもらいましょう。
結婚証明書は外国語で記載されているため、和訳したものも提出します。
自分で和訳できる人はそれでもOK!
ワードやページス、グーグルドキュメントなどで作成したもので大丈夫です。
ネットで「結婚証明書 和訳 サンプル」などで検索すると参考になるテンプレートなどが出てきます。
私も自分で和訳しました。わりと簡単にできますよ!
課税証明書と納税証明書(注意)
課税証明書と納税証明書も、最寄りの市役所・区役所で簡単に手に入ります。
「ちゃんと税金を納めているか」という証明と、「ちゃんと収入があるか」の確認のためです。
しかしながら国際結婚をしている人って、長いこと海外生活をしていた方も多いと思います。
私は2019年の4月まで結婚の手続きのため、カナダ・モントリオールに短期滞在(5ヶ月ほど)していました。
住民税は、1月1日時点で日本にいる人にのみ課税されます。
その時点で海外転出している人は対象外です。
課税・納税証明書がない人は「理由書」を提出
そのような事情がある場合は、「理由書」を提出すればOKです。
海外転出をしていて日本で納税の義務がなかったことなど、払えなかった正当な理由を書いて「理由書」として提出して下さい。
ちなみに私はこの理由書を知らずに、特例で再び課税してもらい、証明書を発行しました。そしてなんと86,000円も払うことに・・・。皆さんは理由書でOKですよ!
身元保証書
身元保証書は、申請人(外国人配偶者)の保証人に書いてもらいます。
つまり日本人配偶者のあなたです。
ここは書面の通り、氏名や働き先の情報を記入するだけでOKです。
こちらもダウンロードして取得できます。
質問書(大事だよ)
提出書類の中で恐らく1番大事な「質問書」
出会った詳しい経緯や、場所、日にちなども詳細に書く必要があります。
この質問書は全部で8ページあります。
1番大事なのが2ページ目の「結婚に至った経緯」の欄です。
始めて会ってから結婚届を出されるまでのいきさつを、年月日を示しながら、出来るだけ詳しく記載してください。
引用元:http://www.moj.go.jp/content/001226222.pdf
とのことですので、時系列で簡潔にまとめるのがいいです。
- 始めて会った日
- 始めてデートした日
- 交際開始日
- 遠距離開始日
- 旅行へ行った日
- プロポーズと婚約日
- 家族に会った日
- 結婚した日
- 結婚届を出した日(両国)
という流れで淡々と、
「2014年9月3日 夫の誘いで初めて2人でランチに行く」
・・・のような感じに結婚に至った経緯を、「日にち」や「場所の名称」を記載してシンプルに書きました。
参考サイト:https://common-s.jp/shitsumonsho.html
そのあとは、任意でより詳しくまとめた別紙を提出します。
(任意といいつつ、ほぼみんな提出しているような気がします)
「結婚に至った経緯について、より詳しく別紙にて記載しましたので、ご参照下さい。」と最後に添えて、別紙の説明書につなげました。
任意の説明書(1番めんどくさいよ)
質問書は簡潔にまとめて記載しますが、より結婚の真実性を持たせるために、別紙で書類を用意する人もいます。
別紙でさらに詳しく「結婚に至った経緯」を作成して提出する人は多いです。
質問書の2ページに、以下のような記述もあります。
なお,行数が足りないときは,適宜の用紙を使用し記載していただいて 結構です。また,説明に関連する写真・手紙や国際電話の利用などを証明 するものを添付されても結構です。
引用元:http://www.moj.go.jp/content/001226222.pdf
追加資料として、写真やメールのやりとりのスクリーンショットなども合わせて提出できるようです。
私は、MacのPages(ページス)で作成し、写真なども添付したストーリー形式で、「結婚に至った経緯」の書類を提出しました。
書き方としては、最初に書いた質問書の簡易的な「結婚に至った経緯」をより詳しくしたような感じです。
ネットで検索するとサンプルがたくさん出てきますよ。
参考サイト:https://common-s.jp/shitsumonsho.html
スナップ写真2〜3枚
写真ってほとんど携帯に画像で入ってますよね?
どうやって提出しようかな?と思っていたのですが、
スマホにある夫との写真を、これまたパソコン(Mac)のPages(ワードのようなソフト)貼り付けて印刷して提出しました。
2.3枚とは言わず、ちょっとした説明書きと一緒に10枚くらい貼り付けました。(笑)
スナップ写真は、結婚の真実性を確かめるための重要な資料です。
・結婚式の写真
・両家が写っている写真
などの写真があると、真実性が増します。
また両家の顔合わせ写真などは、「公認されたカップル」という証明にもなるので、ポイントが高いと思います。
あんまり写真撮らないって人も、なるべく旅行先のツーショット写真や、両家家族ぐるみの写真など撮っておいた方がいいかも!
返信用封筒と404円切手
「返信用封筒」は、配偶者ビザの申請が通ったあと、在留資格認定証明書を郵送する時に使う封筒です。
入国管理局がそのままこちらが用意した封筒を使用します。
そのため、住所と宛名を自分宛にあらかじめ書いておいて、切手も404円貼っておきます。
返信用封筒の大きさの規定がなかったので、適当に家にあった封筒を提出しました。
ところが小さすぎたのか、宛名と切手の部分が乱雑に切り離されて、新しい封筒に入って郵送されてきました(笑)
あまり小さすぎない方がいいですね・・・。(笑)
入らなかったようです。入国管理局の方お手数おかけしました。
任意の追加提出書類
配偶者ビザ申請で提出必須な書類は以上です。
私の場合は上記の書類に加えて、追加書類を提出しました。
配偶者ビザ申請の審査基準に、「十分な収入と資金はあるか」という項目が含まれているためです。
私のその時のステータスは、次のような状況でした。
- 日本に帰国したばかり
- 勤続年数が1年未満(むしろ半年未満)
- 派遣社員
要するに、金銭的に少し不安定な状態。
そこで、「資金はちゃんとあります」「夫が無職で日本に来ても、当面生活できる収入があります」という証明をするために、以下の書類を提出しました。
・給与明細
・銀行の残高証明
・積立保険の返金証明書
追加の書類1:在職証明書
在職証明は、「本当に会社に在籍しているのか」の証明書です。
私は派遣社員として2社で働いていたので、在職証明書も2枚提出しました。
在職証明書はサンプルやテンプレートがネットにあるので、それをコピーして会社側に必要事項を書いてもらい判子を押してもらいました。
在職証明書の用紙は、会社側でなくこちらが用意するもののようです。
でも事情を説明したらすぐに対応をしてくれましたよ。
追加の書類2:給与明細
念の為、1ヶ月分の給与明細のコピーも提出しました。
派遣社員なので、月ごとの給与が若干違います。平均の少し上くらいの月の給与明細を提出しました。
ちなみに参考までですが、当時の月の平均月給は170,000円ほどでした。(笑)
これでも審査が通りましたので、ご安心ください。(笑)
追加の書類3:銀行の残高証明書
銀行の残高証明も資金の証明書として提出しました。
その当時の私の銀行残高は80万円程度です。参考までに。(笑)
追加の書類4:積立保険の返戻金証明書
残高証明のほかの資金の証明のため、積立保険の「入金済み保険料」と「支払返戻金証明書」も提出しました。
返戻金は、保険を解約した場合に戻ってくるお金のことです。
私は資産として積立保険も持っていたので一緒に提出しました。
この保険を合わせて、100万以上の資金がある証明になりました。
この保険などの資金の証明書は、発行に時間がかかるので早めに取り寄せた方が良さそうです。
そのほか資産として証明できるものがあるのであれば、提出して損はないと思います。(株や不動産など)
追加書類はあくまで任意です!
私はその時、金銭的に不安定だったので提出しましたが、勤続年数もあって正社員の方は、これらの追加書類は不要です。
パートや派遣社員でも、収入があればそこまで心配いらないと思います。
ただ私は派遣社員で仕事始めて半年未満だったので、念の為に提出しました。
私が提出した書類は以上です。お疲れ様でした!
【配偶者ビザ申請】2ヶ月で取得した私が提出書類や書き方を大公開!まとめ
以上、2ヶ月で配偶者ビザを取得した私が、提出書類を惜しげも無く晒してみました。
私のように、「海外で生活していた」とか「転職した」とか、いろんな状況があると思います。
「勤続年数半年未満」「派遣社員手取り17万」のステータスの私でも2ヶ月でビザが通りましたので、みなさまご安心ください。(笑)
代行の行政書士のサービスは10万以上します。ぜひ自力で申請してみてください。
ただし、特別なケース(配偶者に不法滞在歴がある、離婚歴がある)などがある場合、審査はより厳しくなり用意する書類もさらに多くなります。
そういった場合は、プロの行政書士に相談することをおすすめします。
国際結婚をして、これから配偶者ビザを申請する方の参考になれば幸いです。早く一緒に住めるといいですね!
▼合わせて読みたい
カナダでの国際結婚の手続きについて、配偶者ビザの手続きの流れについては別記事に書いています。
最新記事 by すず (全て見る)
- 【配偶者ビザ】在留カードのギリギリの更新!必要書類は? - 2021年8月9日
- 未経験でWEB業界へ!30代・スキルなしでwebライターになれた話 - 2021年3月27日
- 【日本人配偶者】配偶者ビザ・COEなしで入国する方法【コロナ】 - 2020年11月7日
最近のコメント