新型コロナウイルスが感染拡大する中、日本でもたくさんの感染者が出てきています。これから海外へ渡航する方にとっては不安ですよね。
カナダ·モントリオールでは、3月16日~22日まで世界フィギュア選手権大会が開催されます。世界中からたくさんの人が集まることでしょう。
今回は、カナダ·モントリオールのコロナウイルスの感染被害の情報など現地人(夫)に直接の聞いてみました!
カナダ国内のコロナウイルス感染被害の状況(随時更新)
日本ではクルーズ船の人々を含め、現在986人の感染被害が報告されています。(2020年3月3日の情報)
遠い国のカナダでも、感染者が出ています。
2020年3月3日の時点では、カナダのブリティッシュコロンビア州(バンクーバー)で18人、オンタリオ州(トロント)で8人の新型コロナウイルスの感染が確認され、
なんとこの度ケベック州(モントリオール)でも1人の感染者が確認されました。(2月29日)
カナダのコロナウイルスに関する最新の情報は、カナダ政府の公式ウェブサイトにて確認できます。
カナダ政府HP:https://www.canada.ca/en/public-health/services/diseases/2019-novel-coronavirus-infection.html
モントリオールでの被害
モントリオールは、カナダのケベック州にあります。ケベック州でも、5人の方が新型コロナウイルス感染の疑いがあるとして、隔離·検査されていました。
しかも今横浜に停泊しているクルーズ船に、カナダ・ケベック州の人が乗船しているそうです。今後カナダ政府のチャーター機で帰国予定とのこと。(3月3日現在帰国されました)
そして、2月29日に1人目の感染者がモントリオールのVerdun地区で確認されたようです。
その方はイランからの帰国者で、現在は自宅にて隔離されているとのことです。
目次
カナダでのアジア人差別について
中国で発生した新型コロナウイルスにより、アジア人差別が広がっているニュースを耳にします。
カナダでは、中国系カナダ人の女性に対し「おまえらがコロナウイルスをまき散らしたんだ」と口にする白人男性の動画が撮影されました。
さらに中国に渡航歴のある学生を登校させないようにする、誓願書などが集められました。
中国人に限らず、アジア人というだけで白い目で見られることもあるようです。
2003年に猛威を振るったSARS(サーズ)も中国が発生源であり、正直「またか」という気持ちになる人もいるのかもしれません。
現地の夫に状況を聞いてみた「マスクしている人はほとんどいないけど、在庫なし」
モントリオールでは、マスクをしている人は、ほぼいないそうです。
そもそも、カナダでは日本のようにマスクを付ける習慣がありません。マスクは医療従事者が付けるものという認識があります。
モントリオールにあるドラッグストアの店頭でマスクが売られているところはあまり見かけません。
ドラッグストアの奥に、薬剤専門のセクションがあります。どうやらそこで医療品として売られているようです。
しかし最近(3月現在)では、モントリオールでもマスクが品薄とのこと。
マスクをする人はいないけど、念のために買う人やアジア系の人が大量に買って、海外(母国?)に送付しているようです。
モントリオールのドラックストアで、マスクを入手するのは難しそうですね。
モントリオールでの新型コロナウイルス対策
先ほど述べたように、カナダでマスクする人は少ないです。
ではカナダでは、どのように今回の新型コロナウイルスやインフルエンザの対策をしているのでしょうか?
1.手洗い・うがい
説明するまでもなく日本でも同じですが、カナダでも「手洗い・うがい」がまず基本です。
2.せき・くしゃみのエチケット
カナダでは、とっさにせき・くしゃみをする時に肘で覆うのがエチケットとされていて、徹底されています。
日本でたまに手で口を覆ってせき・くしゃみをする人がいますが、これは手に付着した細菌で物を触って感染を広げてしまう可能性があります。
3.顔を触らない
極力顔を触らないことも予防対策として紹介されています。これは日本でも同様ですね。
4.手消毒
カナダでは、ハンドサニタイザー(手消毒液)を持ち歩いてる人が結構います。
小さいコンパクトで可愛いらしいデザインのものを売られており、女性がよく持ち歩いています。
日本では手ピカジェルくらいですが、カナダでは種類たくさんあります。お土産に買う人もいますよ。
ケベック州でマスクはあまりおすすめされていない
ケベック州政府の公式サイトで以下のような文章を見つけました。
Masks Not Recommended
If you are not sick, wearing a mask to protect yourself is not recommended. The best ways to protect yourself from respiratory infections are to wash your hands regularly and avoid touching your face with your hands.体調不良でないのであれば、マスクで予防することはおすすめしません。顔を触るのを極力避け、定期的に手洗いをすることが、感染予防として1番ベストな予防法です。
引用元:https://santemontreal.qc.ca/en/public/
このようにコロナウイルスの予防対策として、公式のサイトで「マスクをすること」はおすすめされていないようです。
日本の厚生労働省の公式HPでも、
「屋外などでは、相当混み合っていない限り、マスクを着用することによる効果はあまり認められていません。」
との記述があります。
カナダでマスクはするべきか
マスクで全て防げるものではないですが、あるに越したことはないと思います。
ただ現地カナダでマスクをしている人は少ないため、完全に「アジア人観光客」として見られることは間違いありません。やはり珍しいので、目立つことになりそうです。
さらにこちらの人は、アジア人(中国人・韓国人・日本人・ベトナム人など)の区別が難しいため、中国人観光客と間違われることは仕方ないかもしれません。
ただ、マスクをしている人を見て、明らかなアジア人差別をしてくる人はそんなにいないと思います。
今のところカナダ・モントリオールではそのような話は聞きませんし、現地の日本人の友達に聞いても、差別意識は感じないとのことです。
差別の心配より、不特定多数の人が集まる国際空港や、大きなイベントでは、「マスクもすること」も1つの対策として行うべきと思います。
ただし、モントリオールのドラッグストアでマスクはあまり売られていないので、日本から持ってくるのがいいですね。
モントリオールのドラッグストア事情
海外で体調が悪くなったら、薬を購入しなければならないかもしれません。
モントリオールのドラッグストアは、日本のマツキヨのように薬だけでなく、化粧品から食品まで売っていてとても便利です。
モントリオールにある利用しやすいドラッグストアを紹介します。
ファーマプリ(Pharmaprix)
- 名称:ファーマプリ(Pharmaprix)
- 住所:1120 rue Ste-Catherine O Arr, Montréal, QC H3B 1H4 Canada(ダウンタウン)
- 営業時間:9:00〜22:00(年中無休)
- 電話番号:+1 514-398-9759
- 公式サイト:http://stores.pharmaprix.ca
ファーマプリでは、地下鉄メトロのパスの購入や、オプスカード(交通ICカード)をチャージすることが可能です。
ジャン・コトゥ(Jean Coutu)
- 名称:ジャン・コトゥ(Jean Coutu)
- 住所:980 Rue Sainte-Catherine O, Montréal, QC H3B 1E5 Canada(ダウンタウン)
- 営業時間:8:00〜22:00(月〜金)/ 9:00〜22:00(土)/ 10:00〜21:00(日)
- 電話番号:+1 514-866-7791
- 公式サイト:http://jeancoutu.com
薬服用の注意点
しかし、海外の市販の薬は日本人に合った成分・量とは限りません。さらに、薬に記載されている「使用上の注意」を読んで服用することが必要です。
基本的には、風邪薬や酔い止めなどの常備品は、日本から持って来ましょう。
よく確認せずに飲んだ風邪薬に副作用があって、めちゃくちゃ眠くなったことがあります。(笑)
モントリオールのスーパー
ドラックストアでなくても、大きなスーパーなら日用品と合わせてマスクが売られている場合があります。
Walmart(ウォルマート)
カナダで最もメジャーで大きなスーパーです。
日本でいう「イオン」みたいな感じ。
ここでもマスクが販売されているそうです。日によって品薄になっている可能性はありますが、チェックする価値はありそうです。
Dollarama(ダララマ)
スーパーではないですが、手消毒ジェルなどが安く手に入るのが、カナダの100円ショップことDollarama(ダララマ)です。
※100$ショップと言いつつ、3$とか5$とかバラバラです(笑)でもまぁ安い。
カナダではマスクより、手消毒ジェルを持ち歩く習慣があります。
カナダでは、ハンド・サニタイザーと呼びます。
マスクは買えなくても、これなら手に入るかも。
新型コロナウイルス対応の海外旅行保険
私は海外に行く際にクレジットカード付帯の保険でいつも済ませています。
しかし今回ばかりは不測の事態に備えて、海外旅行保険に加入した方がいいかもしれません。
海外で新型コロナウイルスに感染し、現地の医療機関にかかった場合の治療費や帰国してから発症した時の保証などがカバーされているのか確認した方がいいでしょう。
クレジットカードでも、年会費のかかるゴールドカード以上のものであれば手厚い保証がある場合があります。
一方、残念ながら年会費無料のクレジットカードなどは、そもそも海外旅行保険が付いていない場合も多いです。もしくは、条件付きや旅行費用を該当のカード支払うなどの、利用付帯であることもあります。
クレジットカードの海外保険の保証内容を再度確認して、必要であれば、海外旅行保険に加入するのがベストです。
モントリオールでのコロナウイルス対策!「マスクはして行くべき?」まとめ
以上、カナダ・モントリオールでコロナウイルスの現地の様子や対策などの紹介でした。
3月に行われる世界フィギュアスケート選手権大会など、人が集まるイベントでは、コロナウイルスに限らず用心が必要です。
せっかく行った海外で、インフルエンザや風邪をもらうのはイヤですよね。手洗いうがい徹底して、感染予防に努めましょう!
いつもありがとうございます。
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