【2019年選挙】海外から帰ってきたら選挙権なかった件

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こんにちは。
皆さんは、投票に行きましたか?

わたしが選挙に参加し始めたのは、数年前。恥ずかしながらその前は、政治や選挙になんの興味もありませんでした。

今では毎年選挙に参加していますし、政治のニュースや世界情勢にも耳を傾けることが多くなりました。

また、SNSでの呼びかけや盛り上がりに、今年の選挙(2019年7月21日)は「少し変わった結果が得られるのではないか?」という期待もありました。

しかし、意気揚々と選挙会場に行ったところ、

「今回は選挙に参加できません」

と告げられてしまいました。無念。(笑)

この記事では、今回の選挙に参加できなかった理由と、日本の選挙に対するわたしの考えをシェアします。

選挙に参加できなかった理由

わたしは、今回の選挙に参加できませんでした。

その理由は、「海外から帰国後、日本の滞在期間が3ヶ月未満であったから」です。

わたしは、2018年11月〜2019年4月まで海外(カナダ)で滞在していました。日本を出国するときに、海外転出届を提出し、日本にいない状態になっていました。

そして帰国後、4月20日に海外転入届を提出。

今回の選挙の公示(選挙の期日を告知すること)は、7月4日でした。この選挙の公示日から起算して、3ヶ月以上日本の現住所に住んでいないと、選挙に参加できないのです。

つまり、今回の場合は4月3日までに帰国し、海外転入をしていないと、選挙に参加できなかったのです。

選挙名簿に登録される期間

選挙に参加するためには、選挙名簿に登録されていることが前提です。たとえ日本国民で、選挙権がある人でも名簿に登録されていなければ選挙に参加することはできません。

県外や市外に引っ越した場合も同じですが、原則として国内である限り、旧住所地の市町村区で投票することができます。また引っ越し先で、3ヶ月以上住み続けることで選挙名簿に登録され、選挙に参加することができます。

※選挙の種類によって投票できない場合もあります。

わたしの場合は転出先が国外であったことと、海外転入を提出してから3ヶ月未満であったため、投票することができませんでした。

2019年選挙結果

今年の選挙結果はどうだったでしょうか。

選挙に参加できずに無念でしたが、結果は毎年のことながら自民党の圧勝のようでした。

わたしは個人的に、れいわ新選組の山本太郎さんを応援していただけに、山本さん「落選」の結果に落胆を隠せません。

SNSでの呼びかけや盛り上がりをみて、今回の選挙に期待をしていましたが、残念です。

この選挙1つで何かが大きく変わる訳ではありませんが、少しずつ社会全体の意識を変えていく必要があります。次の選挙へ気持ちを切り替えましょう。

ネット投票のエストニア

今回の選挙の投票率は、約48%で過去2番目に低い投票率となりました。「選挙に行こう」という呼びかけやCMで盛り上がりを見せたのにも関わらず、投票率は上がりません。

「投票率を上げる」という意味でも、「ネット投票があればいいのに」と考えた方は、わたしだけではないはず。

世界で唯一ネット投票を導入している国

実は世界には、ネット投票を行なっている国があります。それがIT先進国のエストニアです。

エストニアはIT先進国であり、煩わしい役所の手続きなどもほとんどネットやスマホから、簡単にできてしまうそうです。

北欧の国であるエストニアは、冬が非常に厳しいため天候に左右されることと、エストニア国外に住む在外選挙を行う人のために、どこからでも投票できるネット投票を導入したとのこと。

ネット投票を行う際は、日本でいうマイナンバーカードのようなエストニアのIDカードが必要になります。

また、選挙期間であれば投票をやり直すことも可能。自らの意思ではなく第三者により、強制的に別の候補者に投票を促された場合の考慮です。

日本でネット投票検討中?

インターネット投票の導入を検討する有識者の会が、2017年より発足しています。何度か会合も開かれているようですが、その内容は非公開となっています。

ネット投票にはまだまだ課題があります。

ネット投票はどこでもいつでも投票でき便利ですが、誰も見えないところで投票できてしまうのが逆に難点です。本当に本人の意思が反映されているのか、誰かに強制されたものでないか、判断ができないからです。

またシステムダウンや全日本国民の膨大なデータの管理なども課題がありそうです。

選挙は義務のオーストラリア

ネット投票の実現は、今すぐには難しいです。では、選挙をいっそのこと義務化してはどうでしょう?

実際に選挙を義務にしている国が、オーストラリアです。

オーストラリアの投票率の平均はなんと90%!それもそのはず、オーストラリアでは正当な理由もなく投票しなかった場合に罰金が課せられます。しかし20$(約1,500円)なので、それほど大した額ではありませんよね。

オーストラリアの高い投票率は、「投票の義務化」の効果だけでなく、国民の「選挙に対する意識」も1つの要因です。

オーストラリア国民は、投票の義務化に対して好意的であり、さらに政治に参加することが当たり前という考えが強いのです。

日本の投票義務化はアリ?

投票の義務化に関しては、あまり日本では話題になってないように思います。わたしは義務化も大いにアリだと思います。

政治や選挙に興味ない人も、義務であればしぶしぶ参加するようになります。最初は、「罰金を払いたくないから」という理由でも結構です。そのうち選挙に参加する、投票するということが当たり前になれば、「今まで何も考えてなかったけど、今度は誰に投票しようか?」と考える人も出てくるはずです。

義務化によって、政治や選挙について考えるきっかけになりうるのではと思います。また少しずつ意識が変わって、選挙や政治に参加すること当たり前になり、身近なものになるのではないでしょうか。

【2019年選挙】海外から帰ってきたら、選挙権がなかった件まとめ

わたしは最近海外から帰国したことで、今回の選挙に参加することができませんでした。そういった制度やルールがあることも無知だったため、この機会に学べたこともでもあります。自ら調べてみて、初めてわかったこともたくさんあります。

今回の選挙結果は非常に残念ですが、次の選挙へ気持ちを切り替えましょう。そして、投票に行っていない人はぜひ次の選挙に行って欲しいです。

投票率が深刻な問題。ネット投票、投票義務化も真剣に導入を考えるべきと思います。

いつもありがとうございいます。

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2014年にフィリピン留学・カナダにワーホリ。現在の夫と出会い、遠距離5年の末国際結婚し、現在は福岡在住のフリーランスライターとして生活しています。SEO・インタビュー記事・ワイヤーフレーム作成・メルマガ作成・補助金事業計画書の作成・動画編集など幅広い業務経験があります。好奇心が旺盛で知識欲があり、わからないことはとことんリサーチ。ご質問、お仕事のご依頼はお問い合わせからお願いいたします。

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