これから海外から日本に入国予定だけど、空港での手続きがよくわからない。成田空港を利用する予定。政府指定のホテルってどこ？公共交通機関は使えないけど、どうやってホテルまで行けばいい？予算も大まかに知りたい。
このような疑問があります。
実はわたしの夫も、8月にカナダから日本に入国予定。配偶者ビザを申請しています。
外国人の彼にとって、不安なことだらけ。
直接空港の検疫所やホテルに電話をしたり、実際に帰国された方にお話を聞いたり、夫のためにたくさん情報を集めました。
今回はその情報を記事にしてシェアします。
これから日本に帰国・入国をひかえている人の、少しでも参考になれば嬉しいです。
目次
まず最初に
最初に、わたしの夫は成田空港を利用する予定です。
なのでこの記事でも「成田空港での手続き・ホテルの情報」に限定されます。
羽田空港、関西空港などでの手続きやホテルは異なります。
ちなみに、成田空港からの国内線の乗り継ぎはできません。
わたしの夫は、成田経由の福岡に行くつもりでした。しかしこの場合も、成田空港でPCR検査と隔離が必要になります。
状況によって流れは異なります。（空港に迎えがくる場合など）
今回は、
・成田空港周辺のホテルを利用予定
以上2点を想定して、空港での流れをまず紹介します。
成田空港に着いてからの流れ
※こちらのルール①と②は現在なくなりました
上のフローチャートは、成田の検疫所HPからの引用です。
成田空港に着くと、まず飛行機から降りる順番が決まっています。
①国際線乗り継ぎがある人（日本に入国しない人）
②公共交通機関を使わずに帰宅できる人
③政府指定ホテルに泊まる人
だいたいこの3つのグループに分かれて降機。
なので、成田空港に着いてから降りるまでは結構時間がかかります。
もちろん登場人数にもよりますが、1時間〜3時間は機内に待機が必要かもしれません。
①PCR検査
飛行機から降りたら、PCR検査を受けます。例の鼻に綿棒を突っ込んで行う検査です。
同意書などの書類記入もするそうです。（陽性だった場合の情報開示など）
検査の結果の通知時期は、その日乗った飛行機の到着時間により異なります。
・午後便→翌々日に結果が判明
そのため午前の便で帰国した人は夕方頃その日のうちに、予約したホテルに行くことになります。（専用のバスがあります）
これにより、1時間〜3時間で結果が判明するとのこと。（8月5日現在）
新しい情報は別記事にまとめる予定です。
▼外国人配偶者に関する最新情報の記事はこちら！
②政府指定のホテルで結果待ち（宿泊費は政府もち）
一方、午後の便で帰国した人です。
午後の到着便で着いた場合、PCR検査の結果が出るのは翌々日。
そのため、政府が指定したホテルで最大2日間結果が出るまで待機することになります。
この場合の滞在費は、政府が負担してくれます。
また、CPR検査の結果待ちのホテルは「東横インホテル成田」と指定されているそうです。
PCR検査の結果が陰性ならその後、自分で予約したホテルに滞在。（12日間）
③予約したホテルで自主隔離（宿泊費は自己負担）
結果は無事に陰性。事前に予約しておいたホテルで自主隔離生活スタートです。
（陽性だった場合は、医療機関にて隔離生活）
検疫所が専用のバスを巡回させています。その専用のバスで成田空港周辺のホテルまでいきます。
尚、帰国者・入国者を受け入れているホテルは限られているので、確認が必要。
そのホテルについては後述します。
④隔離終了
帰国・入国した日を0日として、14日間隔離をすれば晴れて自由になります。
お疲れ様でした！
大まかに今までの流れをまとめると・・・
↓
②政府指定ホテルで結果待ち
↓
③予約したホテルで14日間隔離
↓
④チェックアウト（お疲れ様でした）
という感じです。
【追記情報 7/25】成田空港に着いてからの流れ
こちらは追記の情報になります。（7/25現在）
上のフローチャートは、成田の検疫所HPからの引用した、最新のものです。
どうやら、「午後便で到着した人のPCR検査の結果が、翌々日に判明する」というルールが変わったようです。
現在、到着便や乗客数の著しい増加のため、当日の状況等により、検疫の手続きや検査結果判明までの待機場所や時期が予告なく変更になることがあります。
このような検疫の状況をご理解の上、成田空港からの入国をご利用ください。
引用元：https://www.forth.go.jp/keneki/narita/
このように当日の状況により、午後便で到着しても、当日または翌日に結果が判明する可能性があるようです。
原則としては「翌々日」であるものの、例えば13時、14時に到着する午後便は当日中に結果が判明する可能性が高いと思われます。
なのでこの場合、政府指定のホテルには滞在できず、初日からホテルを各自で用意することになりそうです。
現在はPCR検査が唾液からの検査に変更になりました。
これにより、1時間〜3時間で結果が判明します。（8月5日現在）
ホテルは全て自分で予約する必要があります。
※実際に夫が入国したときの実体験レポを下記にまとめています。
【成田空港】政府指定のホテルってどこ？
成田空港の「政府指定ホテル」は東横インホテルになります。（もしくは日航ホテル成田）
これはPCR検査の結果待ちのための待機ホテルです。
宿泊費は無料。最大2日間政府が負担してくれます。
ただしそのあとは、実費で隔離先ホテルを予約しなければなりません。
成田空港周辺のホテルは、14日間隔離の受け入れをしています。
しかしながら受け入れをしていないホテルも少なからずあるようです。なので事前に確認が必要。
到着した日を0日として、そこから14日目まで。政府指定のホテルでまず2日間。
つまり、実質12日間のホテルの予約が必要になります。（午後便で到着に限る）
政府指定ホテルは、PCR検査に1日〜2日かかっていた時の待機用のホテルです。
今現在は唾液による検査になり、1時間〜3時間で結果がわかります。
つまりホテルすべてこちらが負担になります。
到着した日を0日として、14日間の隔離が必要です。（15泊16日）
政府指定ホテルのリスト
成田空港の検疫所で、空港周辺のホテルリストが配られます。
検疫所が用意する専用のバスが、リストにあるホテル付近を巡回するそうです。
ただし、このホテルリストは専用バスでアクセス可能なホテルがピックアップされているもの。受け入れ可能かどうかは、自身で確認が必要です。
【成田空港周辺】滞在できるホテル
ホテルリストから、現在海外からの帰国者・入国者を受け入れている宿泊施設をピックアップしました。
値段なども電話で実際に聞いてみました。
①東横インホテル成田
まず政府指定ホテルにもなっている、「東横インホテル 成田」です。
東横インには、本館と新館があります。
・新館：結果が陰性であれば12日間滞在可能
政府指定のホテルのため、本館はPCR検査の結果待ち専用です。そのあとは、隣の新館で残りの12日間過ごすことになります。
新館がすぐ隣なので、移動も少なく便利です。隔離ホテルとしての実績もあるので、スタッフの対応もよし。
宿泊費は、1日あたり平均6,200円。12日間だと、74,400円ほどになります。
館内にローソンがあります。
東横インホテル成田の基本情報
②ホテル日航成田
「ホテル日航成田」も海外から帰国・入国してきた人を受け入れています。
成田空港の検疫所からでるバスが、ホテル日航成田まで出ています。バスで5分ほど。
日航ホテルなので、料金は少し高めです。
1泊平均8,000〜10,000円。12日間滞在すると110,000円〜になります。
こちらも館内にローソンがあります。
ホテル日航成田の基本情報
③アパホテル（京成成田駅前）
「アパホテル」も隔離の宿泊施設として受け入れ実績のあるホテルです。
成田空港周辺だと、京成成田駅から徒歩で5分の場所にあります。
成田空港検疫所の専用バスが、京成成田駅まで送迎してくれます。そこから歩いてホテルに行くことになります。
料金は1泊平均4,600円〜6,000円ほどです。12日間宿泊は、約56,400円〜になります。
アパホテル（京成成田駅前）の基本情報
④コンフォートホテル成田
「コンフォートホテル成田」はアパホテルと同じく、京成成田駅前にあるホテルです。
コンフォートホテルも隔離宿泊施設として受け入れをしています。
泊まる際の条件が4つあります。
・部屋の清掃はなし
・朝食の弁当は、自分で決まった時間に取りに行く
・チェックイン時に10,000円のデポジット要
部屋の清掃は基本なし。3日に1度、3日分のアメニティーを配布するそうです。
コンフォートホテルでは無料の朝食弁当が付いています。お弁当は自分で取りに行くスタイルです。
昼食や夕食は自分で用意する必要があります。
徒歩10分圏内にコンビニ・スーパーありです。ただし、不要な外出避けて自主隔離は守りましょう。
チェックイン時の10,000円のデポジットは、万が一滞在中に陽性になった場合の部屋の消毒代です。
特に何もなければチェックアウト時に返金されます。
料金は1泊約4,900円〜5,700円とリーズナブル。12日間の滞在で61,900円〜です。
コンフォートホテル成田の基本情報
私が電話して、対応が良さそうだったホテルのピックアップでした。
他にも受け入れ可能なホテルはあります。
値段も含めて直接電話で聞くのが早いかもしれません。
【重要！】ホテル予約のポイント注意点
最後に、成田空港周辺ホテルを予約する際のポイントをシェアします。
①飛行機の到着時間をチェック！予約する日数
上で説明したように、午前の到着便・午後の到着便とで、PCR検査の結果にかかる時間が違います。
※このルールは現在なくなりました。
・午後に到着する便→翌々日に結果が判明
そのため午前の到着便の人は、到着した次の日から14日間のホテルを予約。
到着した日はカウントされません。
午後の到着便の人は、政府指定のホテルで2日過ごしたあとの12日間のホテルを予約してください。
夫はアパホテル予約する予定です（笑）
②ネット予約の際は2回にわけて予約する
ホテルによっては、予約できる日数に限りがある場合があります。（ネット予約）
東横インホテルに電話で確認した際も、
「7日までが最大なので、7泊と5泊（トータル12泊）に分けて予約をしてください。」
と言われました。
③早めの予約がおすすめ
ホテルの予約は早めにしておくのがおすすめです。
なぜなら日本の入国規制は緩和されつつあるからです。
今まで離ればなれのカップルも、ようやく動き出し、入国できなかった人たちが日本に来ることになります。
在留資格認定証明書や配偶者ビザの発行も再開しているとのこと。
考えられるのは、今後8月や9月に日本に来る人が多くなり、ホテルに空きがなくなることです。
今のところ14日間の隔離は絶対なので、どうしてもホテルが必要。
どのホテルの満室、なんてことがないように、早めの予約をおすすめします。
（ホテルの方にも言われました）
④周りにスーパーやコンビニはあるか
自主隔離の間の食事は自分で確保しなければなりません。
ホテルを決める時は、徒歩圏内にスーパーやコンビニがあるか確認しましょう。もしくはホテルのデリバリーサービスが利用可能かもチェックです。
京成成田駅周辺であれば、困ることはなさそうです。（コンビニ・スーパーあり）
ただし不要な外出は避けるのが前提です。
【最新情報】14日間の隔離ホテルの費用、安く抑えるなら
追記で新しく、ホテルの予約情報について書きます。（8月13日現在）
7月22日〜「Go To トラベル」のキャンペーンを実施しているのは、ご存知の方も多いはず。
実はこのキャンペーンが、14日の隔離ホテルに適用可能とのこと！
35％オフでホテルが予約できます！
私もGo To トラベルのクーポンを利用して、ホテルを予約し直しました。
これにより14日間の宿泊費、約8万円が、5万円まで抑えられました。
これは大きな節約ですよね。
ただし、これにはいくつかの条件があります！
別の記事に新しく情報をまとめましたので、チェックしてみてください。
▼「Go To トラベル」は14日間の隔離ホテルに使えるのか？予約してみた！
まとめ
以上、【コロナ】帰国・入国者の成田空港での手続き・政府指定ホテルまとめでした。
14日間の隔離は、地方出身の人や外国人にとってはかなり多くな出費です。
費用を抑えたいところですが、こればっかりはちゃんとした宿泊施設で待機した方がよさそうです。
ウィークリーマンションや民宿などもありますが、しっかりオーナーに相談が必要です。
何も言わずに宿泊したことで、後になって大問題になり責任を問われかねません。
滞在費と食費で少なくとも10万程度は覚悟して今から用意しましょう。
尚、ホテルはネット予約の方が安いそうです。
特にホテルズドットコムであれば、10日間以上の予約で1泊無料で泊まれます。下記より予約できます。
※情報は今後の状況によって変わります。随時新しい情報も更新しますが、参考程度に見て頂けると幸いです。
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