モントリオールは地下鉄が発達しているらしい。乗り方やチケットの買い方を事前に知っておきたい。日本と違う違うところや、注意点とかあるのかな?海外の地下鉄って複雑そう。
このような疑問に答えます。
私はトータルで2年ほどカナダ・モントリオールに住んでいました。
海外の地下鉄は複雑そうなイメージがあるかもしれませんが、そんなことないです。
ただし、注意点がいくつかあります。これを知っておかないと損するかも!
今回は基本的な乗り方・料金・チケット購入時の注意点なども含めて、地下鉄メトロの徹底解説をしていきます!
目次
モントリオールの地下鉄はシンプル
モントリオールの街はコンパクト。
とりあえず地下鉄に乗ればだいたいどこでも行けます。
地下鉄のことをサブウェイと呼ぶ人が多いかと思います。しかしモントリオールでは、メトロ(Metro)と呼びます。
メトロには4つの路線があって、これを4種類の色別で分けています。
■オレンジライン(中心地と全体的に街を網羅し、1番使う路線)
■ブルーライン(使用頻度が低い)
■イエローライン(滅多に使わない、1番短い路線)
という具合に4つ路線がありますが、実際使うのはグリーンラインとオレンジラインがほとんどです。
この2つの路線使えば、だいたい大丈夫。
モントリオールの地下鉄のチケットの種類・料金
モントリオールのメトロのいいところは、なんと言っても、料金が一律なところです。
距離は関係ありません。
チケットの種類も豊富にあるので、いろんなシチュエーションによって使い分けることができます。
料金の種類を詳しく見てみましょう。
1trip(1回分)…$3.25
2trips(2回分)…$6
10trips(10回分)…$28
Evening pass(18:00〜翌5:00まで乗り放題)…$5.25
1day-pass(24時間)…$10
Weekend pass(金曜16:00〜月曜5:00まで)…$13.75
3-day pass(3日間)…$19
Weekly pass(月曜〜日曜)…$26.25
Monthly pass(1ヶ月パス)…$85
実は他にも料金の種類があります。
詳細はメトロを運営しているSTMのホームページからチェックしてみてください。
モントリオールに長期住むようであれば、マンスリーパス(1ヶ月パス)を毎月買うのがお得です。
85ドルでメトロが乗り放題。さらにバスも乗り放題です。
メトロとバスは同じチケットで乗り放題
メトロとバスは同じSTMという会社で運営されています。
そのためバスの料金も同じ、1回$3.25です。
チケットも同じ。
1日パスや1ヶ月パスを買えば、バスも乗り放題になるのでとてもお得なんです。
モントリオールの地下鉄チケットの購入方法
さて、早速チケットを購入しましょう。チケットが購入できる場所は、以下の3カ所です。
- メトロ駅のチケットブース
- 自動販売機
- ドラッグストア
1.メトロ駅のチケットブース
メトロ駅の中にあるチケットブースで購入できます。
このチケットブースには、STMのスタッフが在中しています。
フランス語圏のモントリオール。フランス語わからない!どうしよー!と不安な人もいるかもしれません。でも大丈夫です。英語も通じます。
〜プリーズで伝わります!
注意して欲しいのは、チケットブースでは現金のみなところです。
クレジットカードは使えません。
2.自動販売機
メトロの駅の中の自動販売機です。
これが1番楽チンな買い方です。
自動販売機はメトロの駅の中、チケットブースの近くにあります。クレジットカード、デビットカード、現金、どれでも使えます。
画面は最初フランス語ですが、英語にも切り替えられますのでご安心を。
3.ドラッグストア
ドラッグストアのレジにて購入できます。
どのドラッグストアでも購入できるわけではなく、ファーマプリ(Pharmaprix)というドラッグストアのみです。
日本のコンビニのようにたくさん点在しています。
近くのドラッグストアで買えるので、メトロまで行かなくても大丈夫。
もちろんクレジット、デビット、現金で購入可能でとても便利です。
【知らないと損する】地下鉄のチケット購入時の注意点!
チケットの購入時にいくつか注意点が。
モントリオールのメトロのチケットには、
- Weekly pass(1週間パス)
- Monthly pass(1ヶ月パス)
があります。
このチケットは日本のような購入した日から「1週間乗り放題」「1ヶ月乗り放題」とは違います。
日本では購入した日から起算して、1週間、1ヶ月乗り放題のようなチケットや定期がありますね。
しかしメトロのチケットの有効期限は、1週間パスの場合「月曜日〜日曜日の23:59まで」と決まっています。
そのため月曜日に購入しようが、水曜日に購入しようが、チケットが「有効なのは日曜日の日付が変わるまで」になります。
つまり、1週間パスは月曜に購入しないと損をすることになるのです。
これはMonthly passも同様。
有効なのは月はじめの1日から月末までです。(例6月1日〜6月31日)
1週間パスと1ヶ月パス購入時は注意!
まとめると、有効なのは
- 1週間乗り放題パス:月曜日〜日曜日の23:59まで有効
- 1ヶ月乗り放題パス:月のはじめ〜月のおわりまで
購入した日にちは関係ありません。
・Monthly pas(1ヶ月パス)はなるべく月のはじめに購入しましょう。
・Weekly pass(1週間パス)も月曜日に購入してください。
週の真ん中(木曜日など)で購入するのであれば、3日間パスとか1日パスを購入するなど、状況によってパスを使い分けるといいです。
マンスリーパスの場合、20日以降であれば来月分のマンスリーパスを購入できます。
例えば6月20日以降にマンスリーパスを購入したら、7月1日から使用可能です。
月の初めはマンスリーパスを更新するためにメトロの機械に長蛇の列ができるので、事前に購入しておけるのはいいですね。
ただし、来月分のマンスリーパスを購入できるのは、20日以降というのを覚えておきましょう!
【レスキュー!】払い戻しの条件は?
もし、間違ってMonthly passを20日より前にに購入してしまった場合、かなり損をしてしまいますよね?
しかしチケットは払い戻しが可能ですので、ご安心ください。
払い戻しの条件としては
・購入してから6日以内
上記の条件を満たせば払い戻しが可能です。
モントリオールのメトロの乗り方
チケットをゲットしたら、早速メトロに乗りましょ!
改札があるので、タッチパネルにチケットをタッチします。
各路線の最終駅名で、行く方向を確認します。
例えばグリーンラインの最終駅は、アングリーニョン駅(西方向)とオノレィボグラン駅(東方向)があります。
下車したい駅が今いる時点で、西側なのか東側なのかを確認して、ホームへ向かいます。
ホームには最終駅名(行き先)が書かれているのでチェックしましょう。
下車したら、改札にチケットを再度かざす必要はありません。
距離に関わらず一律なので、どこで降りたかは問題ではないのです。
モントリオールの地下鉄のオプスカードとは?
モントリオールに住み始めて、メトロに乗るようになったら、オプスカード(OPUSカード)がおすすめです。
日本のスイカやパスモのようなものです。
このオプスカードにチャージすれば、毎回チケットを買わずともオプスカード1枚でことが足ります。
ただし、オプスカードは地下鉄やバス以外には使用できません。
日本のSuicaのような電子マネーとは違います。
オプスカード購入方法
オプスカードは、STMのスタッフがいるチケットブースでのみ購入可能です。
値段は$6で、期限は4年間。返却は不可。
日本のスイカのように返却して500円返ってくる、というものはありません。
購入する際に、必ずチャージが必要です。
1回分でも、1ヶ月分でも大丈夫ですが、チケットブースなので現金のみということを忘れないようにしましょう。
※オプスカードは自動販売機でも購入可能でしたが、今はそのサービスを停止しています。今後サービスを再開予定ではありますが、詳しい日にちは未定のようです。(2019年4月)
オプスカードのチャージ方法
オプスカードが手に入ったら、チャージするのは簡単です。
チケットブースでもできますが、オプスカードチャージ専用の機械があります。
この機械も、メトロ駅の中にあります。クレジットかデビットでチャージ可能です。現金ではチャージできません。
また先ほど紹介した、ドラッグストアのファーマプリ(Pharmaprix)でもチャージができます。こちらはクレジット、現金どちらも可。
知らないと損する!モントリオールの地下鉄の乗り方と注意点【元在住者が解説】まとめ
わかりやすく書いたつもりですが、いかがでしたでしょうか?
実際乗ってみた方が、100倍わかりやすいと思います。
注意すべき点は、「1ヶ月パス」「1週間パス」が日付を指定して購入できないところです。
1ヶ月パスは20日以降か月のあたま、1週間パスは月曜に購入しましょう!
私は当初は「海外の地下鉄とか無理!怖すぎ!」と思っていましたが、モントリオールのメトロとっても簡単ですよ。
▼合わせて読みたいのモントリオール関連記事!
最新記事 by すず (全て見る)
- 【配偶者ビザ】在留カードのギリギリの更新!必要書類は? - 2021年8月9日
- 未経験でWEB業界へ!30代・スキルなしでwebライターになれた話 - 2021年3月27日
- 【日本人配偶者】配偶者ビザ・COEなしで入国する方法【コロナ】 - 2020年11月7日
最近のコメント