ワーホリ後に仕事が見つかるだろうか?できれば英語が生かせる職種に就きたい。どのくらいの英語力が必要なんだろう?ワーホリは経験として評価される?
このような疑問に答えます。
ワーキングホリデーの後、日本に帰国する人も多いと思います。
1年間の海外経験や英語力を日本で生かしたい、と思う人もいますよね。
私はカナダに1年と半年ワーホリをしていました。
実際に帰国後、私が就いた仕事や経験などを踏まえながら、ワーホリ後の英語力を生かせる仕事を紹介していきます。
英語力を生かせる仕事6つ
ワーホリに1年行ってついた英語力は人それぞれ。
日常会話なら話せる人や、全く話せない人も中にはいます。
そのため、仕事の選択肢も人によります。
今から紹介する仕事は、現在ワーホリしている人やこれからワーホリする人で
「帰国後どんな仕事をしようかな?」
と考えている人向けにピックアップしたものです。
②空港グランドスタッフ・CA
③観光案内所・インフォメーションセンター
④英文事務・貿易事務
⑤日英翻訳
⑥英会話スクール
私はワーホリ帰国後、この中の①〜③の仕事をしました。
順番にみていきます。
ホテルのフロント
ホテルのフロントは、英語力が問われることが多いです。
特に外資系のホテルは、外国人観光客もたくさん利用します。
チェックイン、チェックアウト、電話対応などを英語で行う機会もあるでしょう。
【英語の使用頻度】実際にホテルで働いてみた
宿泊部のフロントは日本人はもちろん、外国人旅行者が相手なので毎日英語を使います。
ワーホリ後に1番最初に就職したのがホテルでした。外資系ではないのですが、かなり有名な企業のホテル。
ホテルの隣に国際会議場があり、カンファレンスが行われると海外からのビジネスマンや各国のお偉い様方がホテルに宿泊します。
私は実はフロントではなかったのですが、バンケット(結婚式や懇親会の会場)のスタッフでした。国際会議の後の会食会などで英語を使う機会がありました。
海外のお客様の中には、ビーガン・ベジタリアン・甲殻類アレルギーなど・・・いろんな方がいて、海外で接客していた経験が役立ちました。
他のホテルスタッフからも、「すずがいてよかった」と褒めてもらったことも。
英語の使用頻度というと、バンケットのセクションは正直少ないです。私はバンケットのスタッフだったので、国際会議などがない限り使う機会がほとんどない。
ホテルで英語を使う仕事をするなら、バンケットやレストランよりフロントがいいです。
空港グランドスタッフ・CA
空港職員も英語を生かせる仕事の1つです。
空港職員は主に、航空会社グランドスタッフ・CAなどです。
そのほか、セキュリティーチェックをする検査官の仕事もあります。
英語は毎日使います。募集要項も国際線は、英語力が必須であることが多いです。
ただし「TOEIC500点以上」と、ハードルはそこまで高くないようです。
英語の使用頻度は高いですが、ハードルは低いのでワーホリ帰国後の人におすすめです。
【英語の使用頻度】実際に空港で働いてみた
ホテルの仕事を1年足らずで辞めて、次に就職したのが空港グランドスタッフでした。
日本の航空会社のカウンターで、チェックインと荷物預かり、搭乗案内、出発到着案内などを行いました。
英語は毎日使います。外国籍のいろんな方の対応をしました。
私が働いていた空港は国際線のある地方空港でしたが、それでも毎日英語を使いました。
英語のアナウンス、外国籍のお客様のクレーム対応や、メールの解読・返信などもありました。
またちょっとした英語書類の解読・翻訳をすることも。
ビジネス英語が求められるシーンが多く最初は大変でしたが、とてもやりがいがあります。
ただし、グランドスタッフの給料は結構安いです。仕事内容に対して、給与が少ないので2年〜3年勤めて辞めていく人も結構多いです。
観光案内所・インフォメーションセンター
観光案内所・インフォメーションセンターも英語を使います。
日本ではインバウンドに力を入れているので、英語対応は必須です。
主な業務は観光案内のほか、電話対応、メールの返信、インバウンド向けの商品販売など。
あとは報告書作成が必要のため、データ入力などの事務的な仕事もあります。
【英語の使用頻度】観光案内所で実際に働いてみた
実は今の現職がツーリストセンター(観光案内所)です。
英語の使用頻度はほぼ毎日です。観光案内所では外国人訪問者の統計をとっていますが、毎月500人〜800人は訪れます。これが東京など大都市になると、倍になります。
観光案内所にくる問い合わせ内容は多岐にわたり、観光だけでなく、「近くにあるコインランドリーは?」「この場所までタクシーでいくらかかる?」などさまざま。
英語力だけでなく、その場所の土地勘がないと難しいです。
大都市の観光案内所だと比較的好条件の求人がでていますが、土地勘がないところの観光案内は難しいかもしれません。
また、各観光案内所はカテゴリーによって分かれています。
・カテゴリー2 :少なくとも英語で対応可能なスタッフが常駐。広域の案内を提供。
・カテゴリー1 :常駐でなくとも何らかの方法で英語対応可能。地域の案内を提供。
カテゴリー2、もしくは3に指定されている、英語対応を求められる案内所がおすすめです。
英文事務・貿易事務
英文事務、貿易事務も英語力を生かせる仕事です。
主な業務内容は、英語で資料作成、データ入力、海外の取引先とメールや電話のやりとりなど。
英語力のほかに、基本的なPCスキルとワード、エクセルの操作が必要です。
事務の経験があると尚いいです。
接客や受付のような英語のスピーキングやリスニングより、ライティングのスキルが求められそうです。
私の友人でも英語力を生かして、貿易事務をしていた人がいます。
給与は一般事務に比べるといいです。
求められる英語力の目安は、TOEIC600点もしくは英検2級が最低ライン。
日英翻訳
翻訳の仕事も、もちろん英語力を活かせます。
翻訳の場合は正確なビジネス英語が求められるので、話すことが得意で文法やライティングが苦手な人には向きません。
翻訳と聞くとかなり高度な英語力が求められるイメージですが、案件によってはそこまで難易度は高くなかったりします。
今では、クラウドソーシングなどで簡単に案件を受注できたりします。
教科書テキストの翻訳、メールの翻訳など、難易度がそこまで高くない案件から経験を積んでいって翻訳家を目指すのもアリです。
専門的な医学書類の翻訳や、映画・書籍の翻訳などのアカデミックな分野はとても難しいです。しかしこれができる人は、年収1000万を稼ぐ翻訳家になれる可能性もあります。
英会話スクール
英会話スクールの受付スタッフや、アシスタントも英語力が問われます。
英会話スクールは英語学習者が行く学校。
ワーホリの経験や同じ英語学習者として、気持ちに寄り添った対応ができると思います。
「海外生活が長い人、ワーホリ経験者歓迎」といった募集要項もあります。
またネイティブの英会話講師と意思疎通ができないと仕事にならないので、少なくともTOEIC700点以上の英語力が理想です。
英語を生かしたいならTOEIC・英検を取得しよう
私の経験を踏まえつつ、6つの英語力が生かせる仕事をピックアップしてみました。
ワーホリ後の仕事探しの時、または転職する際に思ったのは、「TOEICや英検ってわりと大事」ってこと。
履歴書に「ワーホリ行ってました、英語話せます」と書いても、何も証明するものがないことに気付きました。
「TOEICとか別に意味ない」「TOEICの点数と実際の英語力は関係ない」「英語を話せることが大事」と、全く受けていませんでした。
しかしながらいくら話せても、履歴書に書けるものがないと採用者の目に止まらない。
ワーホリに行った人は、現地で生の英語に触れて、スピーキングが得意になる人が多い。「TOEICなんて受けても意味ない」と思う人もいるかもしれません。
でも就職する際に、このTOEICのスコアや英検などは有利になります。(特に日本では)
今後の就職活動、転職活動のためにも現地、もしくは帰国時にTOEICを受験するのもアリです。
ワーホリ帰国後、英語力を生かせる仕事6選まとめ【ワーホリの経験を生かす】
以上、ワーホリ帰国後の英語力を生かせる仕事6選でした。
ちなみに勉強ぎらいな私が、ワーホリ後にTOEICを受けてみた結果・・・
750点というなんとも微妙なスコアを叩き出しました。(笑)
それでも履歴書上の英語力の証明になり、転職の際に有利に働きました。
しかし私が思うに今の時代、英語が少し話せるだけでも重宝されます。どんな職種でも英語はメリットになりますよ。
それに加えて、ワーホリ帰国後に英語を生かせる仕事に就きたい人は、TOEICや英検も検討してみてくださいね。
▼そのほかワーホリ・留学、国際結婚などの記事も書いています♪
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