カナダのモントリオールに興味がある。みんなフランス語を話すって本当?英語も通じるかな?実際に住んでいた人の話が聞きたい。
なぜモントリオールはフランス語圏?
疑問に思った人も多いはず。
私はトータルで2年ほどモントリオールに住んでいました。また夫は生まれも育ちもモントリオールです。
夫はフランス語はもちろん、英語・ベトナム語を話すトリリンガルです。
何カ国語も話すトリリンガルがたくさんいる、多国籍な街モントリオール。
今回は、意外と知られていないカナダのフランス語圏モントリオールを紹介します。
カナダ・モントリオールはどこにある?
モントリオールはカナダの東部にあり、ケベック州(Quebec)という州に属しています。(州は日本でいう県のようなもの)
カナダの有名な都市、バンクーバーとは反対側ですね。
モントリオールから近い都市だと、トロントやカナダの首都のオタワがあります。また、アメリカのニューヨークも近いです。アメリカとの国境からも、そう遠くありません。
目次
モントリオールは実は大きな島「Montreal Island」
フランス語が公用語のケベック州に属しているモントリオール。もちろんフランス語圏です。
しかし英語も通じることで知られていて、バイリンガル話者もたくさんいます。
また以外と知られていないのですが、モントリオールはセント・ローレンス川に浮かぶ大きな島です。
その名の通り、Montreal island (モントリオール島)と呼ばれます。
「モントリオール島」には、英語が主体の地域があります。バイリンガル都市と言われる理由の1つです。
しかしこの島を出ると、完全にフランス語のみになります。
英語を話せる人も少なくなります。
なぜモントリオールはフランス語圏?
そもそもなぜフランス語圏があるのでしょうか?
唯一ケベック州が、フランス語を公用語にしています。
バンクーバーやトロントは英語が公用語です。
モントリオールの歴史
モントリオールはもともと、フランスの占領下にありました。フランス人が街を開拓し、モントリオールは発展していきました。
その後イギリス軍に占領され、フランス軍が敗北。
フランス系カナダ人に対する弾圧や差別もありましたが、イギリス領になったあとも、彼らは水面下で文化や言語を守ってきました。
そのため、フランス語に強い気持ちがある人も多いです。
このようにフランス語を話す人を、フレンチカナディアンやケベコワと呼びます。
【バイリンガルな都市】英語も通じる?
上で述べたように、モントリオールには英語のエリアがあります。
中心地のダウンタウンを境に、西側が英語エリアで東側がフランス語エリアと大まかに分かれています。
これが、モントリオールがバイリンガル都市と呼ばれる理由です。ダウンタウンも観光客が多いので、英語を話せる人が多いです。
「英語が通じないのではないか?」と、心配される方もいると思います。しかしながら、ほとんどの人が仏英バイリンガル。
フランス語が話せず短期滞在で困ることはさほどありません。
モントリオールのダウンタウン(中心地)はどこ?
中心地のことを、よくダウンタウン(Downtown)と呼びます。
モントリオールのダウンタウンは、とてもコンパクトです。1日あれば、周りきれちゃいます。
モントリオールでは、地下鉄(メトロ)が発達しています。
ダウンタウンはこの地下鉄のマップでいうと、丸で囲ったエリア。
大まかに、地下鉄グリーンラインのアトウォーター駅(Atwater)からプラスデザー駅(Place des arts)までになります。
この地下鉄を使えば、ほぼどこにでも行けます。
モントリオールの地下鉄メトロに乗り方などは、別の記事で詳しくまとめてあります。
▼合わせて読みたい「モントリオールの地下鉄メトロの乗り方」
モントリオールの旧市街地はどこ?
たくさんのビルが立ち並ぶダウンタウンの横には、歴史を感じられる旧市街地があります。
ここは「オールドモントリオール(Old Montreal)」と呼ばれる旧市街です。
すぐ近くには港があり、ここも旧港「オールドポート(Old port)」と呼ばれます。
フランス文化が色濃く残り、建物や街の雰囲気はまさにヨーロッパです。とてもおしゃれなエリアなので、女性に人気の観光スポット。
ダウンタウンから徒歩で行くことも可能ですが、便利な地下鉄を使うのがオススメです。
地下鉄オレンジラインのプラスター駅(Place d armes)で下車するのがいいでしょう。
モントリオールの天候・気温
モントリオールにも四季があります。
夏は暑く30度まで達し、冬はマイナス20度以下になります。
夏は短く、冬は長いのが特徴。
特に冬は寒いので、しっかりした防寒対策をする必要があります。
▽モントリオールの冬の服装、防寒対策について詳しくまとめた記事はこちら
ベストシーズンはやっぱり夏
モントリオールのベストシーズンはなんと言っても、6月〜8月の夏。
先ほども述べた通り、夏は25度〜30度くらいまで気温が上がります。
夏は毎日フェスティバルが開催され、屋台が並びます。
そこらじゅうでイベントが行われているので、街をフラフラ歩くだけでも十分楽しめます。食べ歩きも楽しいですよ。
▽モントリオールの観光スポットに関する記事はこちら!
日本からモントリオールまで行くには?
次にモントリオールまでのアクセスの仕方です。
日本からモントリオールに直行便が就航しました。(2018年6月より)
乗り継ぎなしで、約13時間かかります。
直行便は、エアカナダで成田空港からのみになります。
羽田空港や関西空港から行く場合は、乗り継ぎ便です。アメリカやバンクーバー、トロントを経由していくことになります。
モントリオール行き直行便の注意点!
モントリオールまでの直行便は、夏季の間(6月〜10月27日)は1日1便就航しています。
ところが冬季(10月28日〜3月28日)は、週3便に減少します。注意してください。
3月28日以降のフライトスケジュールも若干異なります。(3月28日〜5月31日)
つまり繁忙期の6月〜10月27日以外は、減便しています。就航している曜日を確認しましょう。
・閑散期(10月28日〜3月28日):週3便(水・金・日)
・3月28日〜5月末:週3便(スケジュールを要確認)
フライトスケジュールは急に変更になる可能性もあります。エアカナダのサイトで事前に確認をすることをおすすめします。
▽モントリールまでのアクセスまとめ記事【直行便・乗り継ぎ】
まとめ
以上、モントリオールについての簡単な紹介でした。
モントリオールを知らなかった人にも、「なんとなくこんな街」がイメージできたでしょうか?
かなりざっくりとした紹介だったので、ほかの記事で詳しくまとめてある記事もご参考ください。
フランスとイギリスの文化が入り混じる、カナダにあるフランス語圏の都市。
ユニークで面白いですよね。
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